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インフォメーション

2020活動レポートVol.2 野村和弘氏の新作ビデオアート    幻の上映会 ” the first and last ? ”            

 

the first and last ?

ー あの謎のDJ Nomura-n氏の最新映像作品上映会 ー

 

“Angels in Korea”

協力:野村和弘/橋本玲美

 

同時開催:野村和弘の既製品を使ったオブジェ展示

 

このインフォメーションでもご案内しました、X ARTが初めて企画したビデオアート上映会を12月19日(土)に無事開催いたしました。コロナの感染者が増え始めた時期で開催するか迷いましたが、感染対策を万全に当初予定していたワインなどの飲み物の提供を中止して実施いたしました。

 

この企画は、昨年関係者を招いて開催した X ARTのキックオフレセプションの際に、アーティストの野村和弘さんから新作の映像作品を製作中という話を伺ったのがキッカケです。YouTube映像を使った作品という話を聞き、映像著作の問題で美術館やギャラリーでの発表は難しいので「ここhomeroomでゲリラ的な上映会をしませんか」という提案をさせていただきました。その事を覚えてらした野村さんから、8月末に「あの作品が出来上がったので、12月くらいにそちらでのお披露目上映会を考えてもらえないか?」という連絡がありました。こちらサイドもコロナが落ち着いてきたし、X ART の活動再スタートを検討していたので、是非お願いしますということで、トントン拍子で実施に向けて準備が進んでいきました。

 

 

会場は野村さんのご好意でプロジェクション用スクリーンも設置でき、映像の上映にはとても良い環境が準備できました。またビデオ上映だけでなくオブジェの展示も行いことになり、当初の上映のみイメージと異なりとてもしっかりとした良い展覧会となりました。ただ会場が狭いので密を避ける為に、来場者が多いと困るという事情もあり、大々的にはアナウンスしませんでした。ですから当日は、お客さんが来てくれるか心配になりましたが、そこはやはり野村さんファンのパワー。思いのほか多くの方がいらっしゃり、準備した椅子が足りなくなる程でした。10人程度と予想していましたが、合計で18人の方々にご来場いただきました。

 

作品はK-POPガールズグループの映像をつないだ、2時間23分の大作でしたが、ほとんどの方が最後までご覧下さいました。17時に始まった上映会が終わったのは19時30分、その後少しの休憩を挟んで、野村さんとのディスカッションの時間が始まりました。ディスカッションにも半分以上の方がご参加いただき、野村さんの作品解説や、皆さんからのご質問やご意見のやりとりが活発に行なわれ20時30分に終了いたしました。

 

 

野村さんもおっしゃられていますが、この作品は実際のYouTubeで流れている映像で構成されているため、公の場での発表は難しいです。また2時間半ちかい映画並みの上映時間を考えると、今後どこかで上映される可能性は極めて低いです。ですからこの展覧会は、会場となるX ART homeroom の入っている古いビルや銀座の少し裏通りというロケーション含めた、アンダーグラウンドで怪しい雰囲気の1回限りの上映会がコンセプトでした。お陰様でこの展覧会タイトルでもある最初で最後の上映を、多くの方にご覧いただき大成功だったと思います。

 

野村さん橋本さんありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。また、お忙しい中ご来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。

 

皆さんは野村さんの幻の映像作品の目撃者です。

 

今後もX ART は、様々な企画を通して皆様にアートコミュニケーションの楽しさを伝え、この展覧会が伝説となるよう頑張って行きますのでご期待下さい。

 

 

当日配付リーフレット

 

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